株式会社サウンドハウス
取締役 システム部
隅田康一様
株式会社サウンドハウス
楽器・音響機器のネット通販業として国内最大。アメリカやヨーロッパからの輸入のみならず、自社ブランドも立ち上げ好評を博している。仕入れ、輸送、通関、倉庫管理、広告、Web、システムの開発まで全てインハウスという特徴を持つ。2013年には四国に西日本倉庫として大型ロジスティック・センターを設立、首都圏では即日配達を実現。「より良い商品を、より安く」を掲げ、プロ・アマを問わずアーティストから学生・カラオケ愛好家など、多くの顧客からの支持を得ている。
設立年月日 | 創立1993年2月 設立1994年2月 |
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資本金 | 4億8千万円 |
上場証券取引所 | 未上場 |
代表者 | 代表取締役社長 中島尚彦 |
売上高 | 139億円(2017年12月現在) |
従業員数 | 170名 |
事業内容 | 業務用音響機器、楽器・照明機器の輸入、及び販売 |
ユニサーチ以前
ドキュメントサーチ用のソフトをECに転用。
欲しい機能が備わっておらず、人力でのリカバリーにも無理があった。
まずユニサーチ導入以前の検索はどういう経緯でどのようなものを使われていたのでしょうか。
隅田
検索システムは、パッケージソフトウェアを購入して利用していました。
使ってみていかがでしたか。ユニサーチに変えていただけたわけですから、何かお困りごとがあったと思うのですが・・・。
隅田
マッチングスコアに課題がありました。スコアが高いものから上位表示されていたのですが、ユーザーから見て使い勝手はお世辞にも良いとは言えませんでした。
具体的には、どんな現象が起きていたのでしょう?
隅田
たとえば「ギター」というキーワードで検索した場合、楽器としてのギターではなく関連部品ばかりが上位表示されていました。これは他のキーワードでも同様の傾向が見られました。
それに対して、何か対策を打ちましたか?
隅田
ソフトウェアの仕様から、根本的な解決は困難だと判断しました。そこでデータベースから引用できるよう、システムを独自に改修しました。現実的には不具合のたびに調整していた感覚です。
それは大変ですね・・・。
隅田
また売れ筋に合わせ、表示結果を短い周期で変えていくことも不可能でした。
動的な更新機能を備えていなかったわけですね。
隅田
そうですね、売れる物、売りたい物を上位表示することは非常に困難でした。お客様の動向とは別に、営業サイドにも販売を優先したい商品があります。今度はそちらのオーダーを聞こうとすると1位表示の希望ばかりとなって、運用への反映ができなくなってしまいました。
たしかに運用で回すのは難しいですね。
隅田
幸いにもサイトの左サイドにあるカテゴリー表示の分類が細かいので、そこに助けられていた印象です。そもそも商品検索に不適な検索エンジンであることが、常にネックになっていたと言えるでしょうか。
ECは本来の用途ではなかったと言うことですか?
隅田
当時使っていたシステムは、企業内のドキュメント検索用に作られたものでした。当然、動的な検索結果の変更などは想定外であり、酷な要求をしていたようにも思えます。
たしかに市販の検索エンジンは、ルーツがドキュメント検索向け、というのはよくある話です。
隅田
表示速度も重視されておらず、表示まで10秒というケースもよくありました。これは10,000件を表示するような仕様だったので、手を入れて最大500件に絞り込んで対応しました。
そこまでの状況が続くと、売上にも影響が出てきたりはしませんか?
隅田
実際、売上が下がってきていました。
原因を探っているうちに、検索エンジンに行き着いたというわけですね。
隅田
様々な手を打ってみた中でのひとつになります。
検索エンジン以外で注目されたところはありますか?
隅田
クレジット決済への対応です。
なるほど、ECサイトとしてクレジット対応は大きいですね。
隅田
売上の面で言えば、ユニサーチ導入後に明らかな向上が見られました。また表示速度も目に見えて速くなりました。こうした成果からユニサーチを選択して正解だったと確信しています。
ありがとうございます。ユニサーチを選んでいただいたときの選定ポイントは、記憶にありますか?
隅田
取引のあったシステム会社からの紹介、そして元ヤフーの人が興した会社と言う事実が大きいですね。
元ヤフーということは決め手になりますか?
隅田
そこは検索の専門家ということで、信頼感がぐっと上がります。
たしかに専門分野であると自負しています。あと、従来の検索エンジンとユニナレのユニサーチを比較した結果を統計的に解析して数値でお伝えしたのですが、そのあたりはどう思われました?
隅田
売上の予測数字に感心しました。経営判断をするデータとして非常に参考になりました。
ユニサーチ以後
売上アップは、すぐ数字に表れる。
並行して、運営のスタンスと手法も改善。
そして導入後の効果ですが、まずは結果表示が速くなったとお聞きしました。他に何か変わったところはありましたか?
隅田
先ほども述べましたが、決定的なのは売上が上がったことですね。グラフ化して確認していたのですが、一目瞭然でした。困っていたところはすべて解決したと受け止めています。
ユニナレ側のチェックですが、たしかPVやCTRも変わっていましたね。売上も含めて、みんな連動していると思います。
あと、運用体制についてはどうですか?
あと、運用体制についてはどうですか?
隅田
お客様の動きに合わせて検索結果が自動的に変わるアルゴリズムのおかげで、手作業によるランキングの調整から解放されました。
一方でゼロマッチも管理画面で確認するようになりました。それまでは同義語も含め、ノーチェックの状態でした。
まとめると、「必要なメンテナンスを、必要なタイミングで行えるようになった」と言えるでしょうか。
一方でゼロマッチも管理画面で確認するようになりました。それまでは同義語も含め、ノーチェックの状態でした。
まとめると、「必要なメンテナンスを、必要なタイミングで行えるようになった」と言えるでしょうか。
ユニナレがツールを提供して、これまで見てこなかったものを見るようになった、という理解でよろしいですか?
隅田
その通りですね。やるべきことが明確になり、ゼロマッチや同義語の担当を決めて確認するようになりました。
サジェストも変わりましたが、そのあたりはどうですか?
隅田
他社のサジェスト機能をチェックするようになりました。実は他のシステム会社から売り込みも来るのですが、どこも価格をセールスポイントにしている印象です。我々はあくまで機能優先であり、価格だけでは決めません。
ユニナレは納めて終わりではなく、改善の過程にずっと関わっていきたいという思いが強くあります。
隅田
実際のところ、フォローのない会社は多いですね。そうした面から取引が続かなかった事例も過去にたくさんあります。
そのあたりはシステム会社側の経営方針によるかもしれませんね。ユニナレは取引先を無闇に増やさず、ずっと一緒に関わっていきたいというのがポリシーです。
隅田
そこはこちらにも伝わってきます。定例の打ち合わせでも参考になる指摘を多数いただけるので助かっています。
サウンドハウスのこれから
音楽を日本中に届けるために。
基幹システムを根本から見直している。
今後のサウンドハウス様の展開ですが、何か大きなテーマはありますか?
隅田
EC以外の施策も、早急に考えていかねばなりません。思考停止への危機感は強いですね。
たとえばどんなことを・・・?
隅田
社長の中島は「音楽を通じて地域の活性化をはかり、特に地方のお祭り文化を大切にしたい」と、よく発言しています。
素晴らしいですね!でも、実現するための具体案はあるのでしょうか?
隅田
地域密着型の楽器店や全国各地の音楽教室と協力体制を築きながら、特に音楽を子供たちに教えることに想いを抱いている先生方を見出し、サポートしつつ、足がかりとなる拠点を増やしていく方向で、着々と準備を進めています。
隅田様自身は、今後、何かやっていきたいことはありますか?
隅田
基幹システムの再構築です。現システムでは受注増への対応が限界に近く、ゼロベースで見直しに着手しています。重要な観点は顧客本位であることです。システム会社の都合によらずマーケットインのスタンスで進めています。
今後の売上アップにも対応できるように、ということですね。
隅田
それに加えて、ロジスティックスに対する拡張性も改善していきます。具体的には、倉庫が増えても柔軟に対応できるようにします。
本日はありがとうございました。これからも一緒に成長させていただけますと幸いです。
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