株式会社サイバーエージェント 取締役 人事統括
曽山 哲人様
TETSUHITO SOYAMA
社員20人のサイバーエージェントに入社、「超ラッキー!」
井上
スタートアップ企業も数ある中で、サイバーエージェントを選んだ理由は何ですか?
曽山
伊勢丹を辞めてから1回リセットして、就活していた時のことです。3月31日に退職して、4月2日に転職情報誌を見たところ、“サイバーエージェント・セミナー”とあったんです。知らない会社だなと思ってWebで調べてみたら、ちょうど第二新卒を募集していて、「これだ!」とエントリー。そうしたら、『明日来れますか?』と言われ、「あ、行きます!」と二つ返事で当時の表参道のオフィスへ。ドキドキしながら向かいました。
井上
曽山さんの伝説がはじまるわけですね。
曽山
いえいえ、それで翌週に二次面接。一次は社長の藤田が、二次は副社長の日高が出てきたんですが、すごく面白いと感じました。それで当時20人だったサイバーエージェントに入社しました。4月16日でした。
井上
就職情報誌を見たのであれば、ほかにもネットの会社が載っていたはず・比較して決めようとは思わなかった?
曽山
IT系のコンサルかネットベンチャーが面白そうだとあたりはつけてました。前提として、伸びそうな企業を探そうという考えではありました。
井上
そこで運命の出会いがあった、と。
曽山
そうなんですよ、超ラッキー!と当時から思いました。この話にはオチがあって、社長の藤田が『公募できてくれて良かった、人材紹介会社にマージン払わずに済んだから』と。それ、本人に言わなくてもいいですよね(笑)
井上
たしかに(笑)。それで、入社した後の職種は決まってました?
曽山
企画営業職という、格好いい職種名でした。実体は営業なんですけど。企業向けのインターネット広告営業です。
井上
当然ですが、未経験ですよね。
曽山
はい、まったくやったことはありません。最初は電話をかけてアポを取るところから始めました。
井上
営業プロセスは自分で考えていたのですか?
曽山
藤田が『この商品はこうやって売るんだよ』と、毎日のようにレクチャーしてくれました。私はそれに加えて先輩に教えてもらいながら、電話をとにかくかけまくってました。当時、従業員の半分以上が営業職だったと記憶してます。
井上
電話営業はつらくなかったですか?
曽山
大変でした。けど、提案できる楽しみの方が大きかった。とはいえ冷たい反応をされてしまうと、いちいちショックは受けてましたが。マシンのようにはできませんでした。
井上
その当時はインターネット広告代理店でしたよね?
曽山
サイバークリックという自社商品を持っていました。いまで言うアドセンスのようなものです。それをクリック保証で売っていました。
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