株式会社バルーン 取締役CXO

本橋 徹

TETSU MOTOHASHI

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自らの人生観に基づく、仕事へのコミット。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

現在、立ち上げてから1年半が経ちました。それなりに大きくなりましたよね。

本橋様
本橋

3人で始めて、いま10人以上になりました。まだまだこれからのステージではありますが、いい人を口説いて引き入れないといけません。また採用した後のフォローアップやコーチング、新たなミッションへのアサインやチームづくりなどもすべて含めて、考え抜かないとならないわけです。

スタートアップということで、サービスコンセプトだけで突き抜けられるわけではなく、コンセプトを確証に変えていけるような日々の議論や取り組み、一連の体験をチームで共有しながら、臨場感を高めていく。そのために、全部のピクセルで考え抜けるのか。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

すごいストイックですね。コアになる得意なことで燃え上がれば、後は付いてくると思うのですが。

本橋様
本橋

うちのCEOもそういうタイプで、つい最近もそうした話をしたところです。彼は食材が好きだから、食材起点で生産者に興味が湧いたり、その流れで生産者を起点として食材に興味が戻ったり、事業を楽しんでいる感じです。一方で私は食べることは好きだけど、作り方にまで思いを巡らせているかと言えば、まだまだであると感じています。それでは考え抜いたことにならないと思っていて・・・。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

完璧を求めすぎじゃないですか?そんなに全部のピクセルで考え抜けている人って、そもそもいないと思うのですが。

本橋様
本橋

究極的にはハッピーになるために仕事をしていて、私にとって考え抜けることがハッピーそのものなんですね。できるだけ高い密度で考え抜くことに時間を使っていたいんです。そして仕事で考え抜いたことを家族にそのままインストールするので、家ではけっこう喋ります。そうすると家族とも新しい世界観を共有できて、それをベースにどこかへ行こうとか、そんな話になっていきます。そうしたプロセスを通じて家族と幸せになることが、仕事の意義だと思っているんです。

井上(ユニバーサルナレッジ)
井上

たしかに、私もそう思います。仮にすごいお金があって使い切れなくなった時に、それでもやりたいことは何か。それをふだんからやっているのが、いちばんの幸せですね。


Part3へ続く

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