導入事例CASE STUDY

LAN工事部材・電話工事部材・ネットワーク機器をはじめ、工具・現場消耗品まで、国内外およそ500社の商品供給力を活用し、圧倒的な品ぞろえでお客さまをサポートしています。
商品点数では、会社全体で100万点以上を扱っており、そのうちECサイトでは15万点を掲載しています。

ECサイトを立ち上げた経緯を教えてください。

BtoB取引の基本的なプロセスは、「在庫の確認、見積もり、価格や仕様の調整、そして発注」です。このプロセスを対面営業だけでなく、ウェブ上でも実現するために「GOYOU」を立ち上げました。
GOYOUという名称には、「お客さまのご要望（御用）がこのサイトですべて完結する」という思いを込めています。

利用者層について教えてください。

ユーザーの比率で言うと、今でも6〜7割は昔からお付き合いのある「得意先さま」です。残りの3〜4割が、サイトを通じて会員になられた新規のお客さまという構成となっています。

サイトを立ち上げたあとに感じた課題を教えてください。

最も強い危機感を感じたのは「サイト内検索」でした。 買い物をしにサイトに訪れるお客さまが目的の商品を探そうとしても、検索結果にうまく表示されないことが頻発していました。特に私たちの業界では、正式な型番だけでなく、現場で使われる通称や略称で商品を探すなじみのお客さまも非常に多く、旧来のエンジンでは、そうした現場のリアルなニーズに応えきれていませんでした。

サイト内検索で商品が探せない状態だったということでしょうか。

定量的な調査でもお客さまがサイト内検索をした直後に離脱しているのがわかりました。
せっかくECサイトまで来ていただいたのに、商品にたどり着けない――これはBtoBサイトとして致命的であり、膨大な機会損失です。
「ストレスなく目的の商品にたどり着ける検索体験の提供」が、ビジネスの成長のために急務であると判断し、本格的に検索エンジンの刷新を検討し始めました。

数ある検索エンジンの中から、「ユニサーチBtoB」を選ばれた決め手は何でしたか。

5社ほど比較検討したのですが、最終的にユニサーチを選んだ決め手は、機能や価格といったスペック面はもちろんのこと、それ以上に担当者の方々の「人」としての対応力でした。
提案の段階から、私たちのビジネスモデルや業界特有の課題を深く理解し、的確な解決策を提示してくれました。
導入プロセスにおいても、改善提案や問い合わせに対するレスポンスが驚くほど迅速で、まさに二人三脚でプロジェクトを進めている感覚だったのです。「何かあればすぐに相談できる」という安心感は非常に大きかったです。
「僕らは商売に集中できる。技術的なことはユニサーチに安心して任せられる」――そう思わせてくれるパートナーシップが、選定の最大の理由ですね。事業の根幹に関わるシステムだからこそ、技術力だけでなく、人と人との信頼関係が何より重要だと考えています。

導入後、具体的にどのような効果がありましたか。

ユニサーチを導入したのは2023年10月で、効果は劇的に現れました。
導入前後で比較すると、売上は2.5倍、CVRは20％増、直帰率は40％以下まで改善するなど、あらゆるKPIが目に見えて向上しました。
特に効果を実感しているのが、ユニサーチBtoBの「パーソナライゼーション」です。これは、お客さまの過去の閲覧・購入履歴に基づいて検索結果を最適化する機能です。当社のサイトではリピートされるお客さまとの相性が非常によく、BtoBの現場で本当に「刺さった」のです。
先ほどお話ししたように、なじみの深いお客さまは「いつものあのケーブル」といった感覚で商品を探すのですが、パーソナライズサーチ機能によって、お客さまが頻繁に購入する商品が検索結果の上位に自然と表示されるようになりました。
お客さま一人一人の「暗黙知」に応える検索体験が実現できたことで、「探す」というストレスから解放されて、業務効率化に貢献できていると感じています。まさに、私たちが実現したかった「いつものあれがすぐに見つかるサイト」になりました。

最後に、「GOYOU」の今後の展望についてお聞かせください。

より使いやすく、使い続けられるサイトにしていく計画です。将来的には「GOYOU」を起点に新たなサービスを展開し、メーカーとそのユーザーを結ぶウェブチャネルとして成長させたいと考えています。
私たちの目標は、このECサイトを単なる物販の場ではなく、業界に不可欠な「インフラ」に育てること。壮大な夢かもしれませんが、いつかは「テレビCMを放映して、子供たちがサービス名を連呼するような、誰もが知る存在」にしたいですね。
お客さまがウェブ検索で下調べをする手間さえも無くし、私たちのサイトを開けば全ての答えが見つかる、お客さまの業務フローを根本から変え、時間という最も貴重なリソースを創出する、そんな世界観の実現、それが私たちの目指すECサイトの未来像です。ユニバーサルナレッジさんには、その未来を実現するためのパートナーとして、これからも大いに期待しています。