絞り込み検索とは?ECサイトに導入するメリット・簡単な実装方法

ECサイトを運営する中で「商品の多さや情報量の多さに埋もれてユーザーがほしい商品を探しにくい」という課題を抱える方は多いでしょう。そのような状況を打開する手段の1つが「絞り込み検索」です。

当記事では、絞り込み検索の導入による具体的なメリットや、ECサイト内に絞り込み検索を実装する方法を説明します。ユーザー体験を高めて売上アップにつなげたい方に向けて、有益な情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

1. 絞り込み検索とは?

絞り込み検索とは、カテゴリや価格、サイズ、色、用途など、複数の条件を選択して候補を絞り込む機能を指します。ユーザーが求める商品・情報を短時間で効率よく探せるため、多くのECサイトや情報サイトで導入されている検索方法です。

たとえば、株式会社ヨドバシカメラ様が運営する「ヨドバシ・ドット・コム」では、主にカテゴリによる絞り込み検索が活用されています。「パソコン」などの大カテゴリを選択すると「パソコン・タブレットPC」などの中カテゴリ、「ノートパソコン」という小カテゴリへと絞り込んでいくことが可能です。さらに、検索キーワードによって画面に表示される絞り込み条件(ファセット検索・ファセットナビゲーション)が最適化されることも特徴です。

商品カテゴリを絞り込んだ上でキーワード検索もできるため、ユーザーは大量の商品の中から自分に合う商品をスムーズに探せる仕様となっています。

ヨドバシカメラ様におけるサイト内検索「ユニサーチ」の導入事例はこちら

 

1-1. キーワード検索結果に条件を加える絞り込み検索

キーワード検索は、検索エンジンやサイト内検索などで調べたい言葉や単語、フレーズを入力し、目的の商品・情報を引き出す検索方法です。たとえば「お菓子」と検索した場合、さまざまなジャンルのお菓子の商品やお菓子のレシピ、製菓用品、お菓子の歴史など、お菓子に関する多様な情報を得られます。

絞り込み検索は検索条件を追加し、必要な情報のみを抽出できる検索方法です。たとえば「お菓子」という検索キーワードに「贈答用」という条件を追加・絞り込み検索をすれば、「お菓子ギフト」が抽出されます。目的の商品・情報が明確な場合、絞り込み検索を活用することで、より効率的な検索が可能になります。

 

2. Google検索で利用できる絞り込み検索の種類

Google検索で絞り込み検索を行いたい場合、商品や情報に関連する複数のキーワードを入力することで検索を効率化できます。Google検索で利用できる主な絞り込み検索には次の8種類があるため、用途に応じて使い分けましょう。

AND検索 キーワード間にスペースを入れると、複数のキーワードをすべて含むコンテンツを検索できる。「○○ AND △△」のように、キーワードを大文字の「AND」もしくは半角プラスでつなぐことでも検索可能。
OR検索 「○○ OR △△」と、大文字の「OR」とキーワード間にスペースを入れることで、複数のキーワードのいずれかを含むコンテンツを検索できる。
マイナス検索 「○○ -△△」と、検索結果から除きたいキーワードの前に半角マイナス「-」を付けると、複数のキーワードのうち、特定のキーワードを含まないコンテンツを検索できる。
あいまいな語句の検索 「○*○」と、キーワード中の不確かな部分にアスタリスク「*」を挿入すると、アスタリスクの部分を補完して検索できる。
特定サイト内の検索 「site:https://□□.com/ ○○」と、「site:」に続けてWebサイトのURLを入力し、キーワードを入力すると、特定サイト内でキーワードを検索できる。
被リンクの検索 「link:https://□□.com/」と、「link:」に続けてWebサイトのURLを入力すると、そのWebサイトのリンクを張っている別のサイトを検索できる。
ファイルの検索 「filetype:pdf ○○」と、「filetype:」に続けてpdfやdocxなどの拡張子を入れ、キーワードを入力すると、キーワードを含むファイル形式を検索できる。
SNSの検索 「○○ @SNSの名前」と、キーワードの後に「@instagram」「@tiktok」などと入力すると、キーワードについて特定のSNSを中心に検索できる。

 

3. ECサイト内に絞り込み検索を導入するメリット

ECサイト内に絞り込み検索機能を導入することには、ユーザーだけでなくサイト運営者にとってもメリットがあります。ここでは、自社ECサイト内に絞り込み検索を導入する3つのメリットについて解説します。

 

3-1. ユーザーの利便性が向上する

ユーザーの利便性向上によりUXが改善されることは、ECサイトに絞り込み検索を導入する大きなメリットの1つです。

最近では他社との差別化を図りユーザーとの関係性を深めるためにも、ユーザーに寄り添った顧客体験が求められています。ECサイトに絞り込み検索を導入すれば、ユーザーは求める商品を効率的に探せるようになり、UXや顧客満足度の向上が期待できます。

 

3-2. 離脱率の低下につながる

特に商品数の多いECサイトでは、ユーザーが商品を探すのに時間や手間がかかりやすい傾向にあります。目的の商品になかなか辿りつけないと、ユーザーは探すことを断念してサイトから離脱し、機会損失となる恐れがあります。

ユーザーの離脱を防ぐためには、ユーザーのニーズに合致する情報を的確に提供することが大切です。絞り込み検索によってユーザーが目的の商品に辿りつきやすくなれば、離脱防止につながるでしょう。

 

3-3. CVRの改善が期待できる

ECサイトにおける「CVR」は、一般的にユーザーの商品の購入率を指します。ECサイトに絞り込み検索を導入すると、ユーザーは目的の商品にすばやくリーチでき、離脱率の低下と同時に購入率の向上も図れます。

また、絞り込み検索を活用してユーザーのニーズや検索データ、行動データを分析すれば、売れる可能性が高い商品を特定しやすくなります。これらの商品の販売を強化すれば、CVRの向上も期待できるでしょう。

 

4. ECサイトに絞り込み検索を実装する方法

ECサイトに絞り込み検索を実装する方法には、主に3種類があります。ECサイトの構築方法や実装の手間なども踏まえて、自社に合う方法を検討しましょう。

ここからは、絞り込み検索の導入方法について解説します。

 

4-1. WordPressのプラグインを使用する

WordPressで作成したECサイトの場合、WordPressのプラグインを活用することで絞り込み検索を実装できます。プラグインを有効化して検索ボックスの配置箇所にショートコードを挿入するだけなので、比較的簡単に絞り込み検索を搭載できるでしょう。

ただし、詳細にカスタマイズすると複雑なショートコードとなり、メンテナンスが難しくなる可能性があります。

 

4-2. ECシステムに搭載されている検索機能を活用する

ECサイトの構築システムにあらかじめ搭載されている検索機能を使って、絞り込み検索を実装することも可能です。ECサイトの管理画面で一括で管理できるため、運用の手間を省けるでしょう。

ただし、システムによっては「表記ゆれ対応」「サジェスト」などの機能が搭載されていない場合があるため、希望する検索機能が搭載されているかを確認する必要があります。

 

4-3. サイト内検索ツールを導入する

より高度な絞り込み検索を実装したい場合は、サイト内検索ツールの導入を検討しましょう。サイト内検索ツールとは、ユーザーが求めている商品を見つけやすくする機能・システムのことです。ECサイト向けのサイト内検索ツールを活用すれば、ユーザーが必要とする商品をすばやく表示できるため、CVRの向上にもつながるでしょう。

サイト内検索ツール「ユニサーチ」には、ユーザーの利便性と満足度を高める絞り込み検索機能が付いています。ユニサーチで利用できる絞り込み検索には、以下が挙げられます。

ファセット検索 キーワードやカテゴリ検索結果から、色やサイズ価格帯など、商品の特徴や条件によって具体的に絞り込む機能
スペック検索 商品が持つ複数の属性条件を選択し、求める機能で商品を絞り込む機能。細かいスペックで商品を探すカメラやPCなどの専門サイトで特に有効
キーワード連動ファセット検索 検索キーワードに最適な絞り込み条件をAIが自動的に表示する機能
関連キーワード 検索キーワードと関連性の高いキーワードを検索結果に表示し、絞り込みを補助する機能

また、AIによるユーザーの購買行動・検索傾向の学習ができることもユニサーチの特徴です。ユーザー満足度やCVRの向上を図りたい方は、ユニサーチをぜひご検討ください。

「ユニサーチ」で利用できる絞り込み検索について詳しくはこちら

 

まとめ

ECサイトにおける絞り込み検索は、ユーザーが必要とする商品にスピーディーに到達できる点が最大のメリットです。その結果、離脱率を下げるだけでなく、購買意欲を高めてCVR向上に寄与する可能性もあります。

ECサイトにサイト内検索や絞り込み検索を実装したい場合は「ユニサーチ」をぜひご利用ください。シンプルながらも詳細に絞り込める機能や、検索キーワードに合わせてAIがファセットを最適化する機能などを備えております。少しでもご興味のある方は、まずは資料請求をお申し込みください。

ECサイト内検索ユニサーチ・ユニサジェストの事例や詳しい機能をまとめた資料はこちら

Q&A よくあるご質問

サイト内検索「ユニサーチ」について、お客様から寄せられたよくあるご質問とその回答をご紹介しています。

一覧ページへ戻る