検索エンジンを入れ替えてみたものの、「納品後の改善運用をしてくれない」と嘆かれるお客様にお会いすることが多いです。導入当初は一定の効果を得られた検索エンジンも、商品やトレンドが日々変わっていくECサイトと一緒に成長をしていかなければ、いつのまにか低品質の検索結果をお客様に提供していたということになりかねません。
ユニバーサルナレッジは、高度な検索技術を追求し続けるだけでなく、検証可能な改善運用を日々回し続けています。検索品質を測定する方法として相関性評価を以前ご紹介しましたが、キーワード単位の検索品質の分析や評価はできますが、実際にリリースした場合のコンバージョン率や売上の変化・差異までは分かりません。そこで、売上効果を見える化する方法として「ABテスト」で検証しています。
Webページの一部分やページそのものを2パターン以上用意し、実際のお客様に表示し、その効果を評価する方法をABテストと呼びます。ユニバーサルナレッジはECサイト内検索専用のABテストシステム・ABテスト分析ツールを独自で開発し、日々の改善運用で利活用しています。
ABテストの優れているところは、現在お使いの検索エンジンとの比較や、新旧アルゴリズムの比較を、単なる印象論ではなく、実際のお客様の行動で測定できることです。
ユニバーサルナレッジのサイト内検索ABテストは以下の特徴を持っています。
1. 訪問するお客様に応じて検索結果を出し分けます。
2. テスト対象割合を1〜99%で任意で調整できます。AとBの2パターンだけでなく、複数のパターンのテストも実施可能です。
3. 一度きりの出し分けではなく、テスト期間中は同じお客様には同じパターンの検索結果を表示します。
4. テスト期間中の合計購買行動データで効果を集計します。
5. 集計結果は実数で比較するのではなく、統計検定を行い、信頼度の判定をしたうえで、売上やコンバージョン率の違い、導入効果を算出しています。
外部のアクセス解析・分析ツールに頼ることなく、ABテストを実施できることも私たちの検索エンジンの強みです。
次回はECサイト内検索ABテストの重要指標についてご紹介します。
(つづく)
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